
ハワイ旅行でオウムに注意

GWの関係で最近旅行関係の特集をよく見かけるようになりました。
それを見て思い出すのは先月(2015年3月)ハワイ旅行をした時のことです。
私が滞在したのはホノルル、ワイキキビーチの町でしたが、ホテルの近くを歩いていると、オウムを持った50代くらいの老人がやってきて、突然私の肩にオウムを乗せてきました。周囲にはハワイアンセンターやTギャラリアなどがあったと思います。
彼は私の連れに「写真いかがですか?」と声をかけました。連れはその人の目や雰囲気が怖く、言う通りに写真を撮りました。
今度は二人がカメラに入るように言われ、言いなりになって二人で写真を撮られました。
もうわかりますね、詐欺です。
写真を撮影した後彼は「はい、20ドルね」と口にします。いきなり写真を撮らされて20ドル(2400円)もの金額は明らかにおかしいのですが、帰りの飛行機の時間も迫っていたので言いなりになって払いました。
すると彼は「1人20ドルだよ」と言いだし、さらなる金額を請求してきました。
財布の中にはそれ以上金がなかったのでそれを見せたら退散しましたが、ハワイを去る直前の出来事に連れはかなりのショックを受けていました。あれから1ヶ月経つ今でもたまに口にします。こうなってはせっかくの旅行の思い出が台無しです。
さて、この詐欺ですが、ハワイではかなり長期間続いているもののようです。
ネットで調べた限り、2003年にはすでに同様の被害があるらしいです。
手口としては同様のもので、どのサイトでも20ドルの請求がデフォルトのようですね。日本人だけではなくその他の観光客も被害に遭っているそうです。その件数はなんと年間2万件。どうやら個人ではなく組織だったものらしく、複数の目撃情報があります。
こういったことをしているのはどういう連中かと言いますと……どうやらハワイのヤクザらしいですね。仮に支払いを拒絶すると、「オウムにも肖像権がある」などと難癖つけてきて無理やり金をむしり取ろうとするみたいです(オウムに肖像権はありません)。私は素直に払いましたのでそれ以上の手口は分りませんでしたが、写真撮影をすると本人も映り込むため、自分の肖像権を主張してきたりなどされる可能性もありますね。古今東西ヤクザには理屈が通用しませんから。かといってもめ事を起こしてせっかくの旅行を警察で過ごすのもねえ……。
空の財布を用意して"I don't have money"と主張するか、オウムを肩に乗せられても写真を撮らずに拒絶すれば何とかはなるらしいです。
あとは違う詐欺として町でいきなり話しかけられて「私、日本語を勉強しています」と話しかけられ、ステッカーを渡される手口もあります。「大丈夫、お金ないでしょ」と言いながら結局はチャリティを要求するのです。当然チャリティではなくただの乞食なんですけどね。これも旅行中遭遇しました。
ハワイは観光地として有名であり、殺人などの重犯罪は少ないのですが、置引きや窃盗、性犯罪などアメリカでもNo.1らしいです。パスポートウォレットなどは必需品でしょう。
あと、旅行中にアメリカから出国する際、裏でこっそり荷物検査をするため、一般的な荷物の鍵は開錠しなければなりません。もし鍵をかけたまま荷物を預けると鍵が破壊されてしまうことがあります。
TSAロック搭載の鍵やベルトを持っておくと便利だと思います。これはアメリカに許可されたカギであり、これをしているとツールを使ってこっそり外してくれるため施錠をしていても大丈夫だそうです。
GWは犯罪者にとっても書き入れ時ですが、みなさん注意しながら楽しい旅行を送ってください。

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